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ミナミイセエビ-驚くべき生態と増養殖への挑戦-

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4,000円(税・送料別) → 3,600円(税込・送料込み)!
(2012年4月30日ご注文分まで)
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(2012/3/7追記)
※書店等での割引販売は行っておりません。
(2012/3/7追記)


ミナミイセエビ-驚くべき生態と増養殖への挑戦-
〈橘二郎:監修・早川康博:編集〉
ISBN978-4-915342-63-9/372ページ(口絵:カラー・モノクロ)/
A5判・並製/定価 本体4,000円(税別・送料別)

ミナミイセエビ-驚くべき生態と増養殖への挑戦-

 日本で流通する「イセエビ」のほとんどを占め,世界的にも需要の高まっているミナミイセエビ類。
 外洋に出たフィロソーマ幼生(phyllosoma)は,どこで育ち何を食べどうやって沿岸に回帰してくるのか。またガラスエビとも呼ばれるプエルルス幼生(puerulus)とは一体何なのか。南半球の海を舞台に,ウナギとならび生態の分かっていないイセエビ類の謎に迫ります。
 そして,世界で初めてイセエビ類の完全養殖を成し遂げた著者による増養殖の技術も紹介。世界をリードする養殖技術と,さらなる飛躍のためのヒントが詰まっています。

これまで和名がなく、曖昧な表現で呼ばれていたミナミイセエビ類の3属
Sagmariasus属,Jasus属,Projasus9種に“新たに和名を提唱”しました。
(イセエビ類・セミエビ類の属までの最新の分類体系も紹介)

水産物の輸入業者・商社などでも必携の書になるでしょう。
各種コラムも満載で,日本産イセエビにも言及し,すべてのイセエビ類を知るにはこの1冊から!!
水産関係者,研究者・学生のみならず,飲食業者など,イセエビを取り扱うすべての方におすすめします!

 本書「ミナミイセエビ-驚くべき生態と増養殖への挑戦-」は,世界的にみて漁獲量が多く,研究対象としても魅力的で多くの成果があがっているミナミイセエビ類の話である。ミナミイセエビ類は南半球産で日本産の生物ではないが,実は,日本の結婚式などで出てくるイセエビ料理として我々に身近な生物である。そればかりでなく,日本人研究者による飛躍的な研究進展がみられた種類でもある。本書では,これらの研究成果を含め,ミナミイセエビ類についてわかりやすく記述した。また,和名がついていないミナミイセエビ類のおのおのにふさわしい和名を提唱した。さらに,関連項目の説明や海外調査での逸話を数々のコラムとして挿入した。
 日本産イセエビ類になじみのある一般読者や学生諸君に向けて,今,ミナミイセエビ類の本書を出版するのは,我々が実際に調査・採集・実験・飼育を通じて得た研究成果が,イセエビ類全般の理解にも役立つと思うからである。
まえがきより)

【目次】
まえがき
序章ミナミイセエビ類の研究小史(橘二郎)
 1.ミナミイセエビ類とは
 2.大西洋沿岸産ロブスターから南アフリカ産ケープロブスターへ
 3.ケープミナミイセエビとの遭遇
 4.さまざまなミナミイセエビ類
 5.ミナミイセエビ類の和名
【コラム01】氷河期の跡を残す北大西洋沿岸で資源を増やしてきたアメリカンロブスター(橘二郎)
【コラム02】赤色砂岩のセントローレンス湾で資源を維持したアメリカンロブスター(橘二郎)
【コラム03】北大西洋東岸に生息するヨーロピアンロブスターとヨーロッパイセエビ(橘二郎)
【コラム04】Cecil von Bonde博士の業績と思い出(税所俊郎)
【コラム05】シーラカンス発見者ラティマー女史宅訪問(早川康博)

第1章場としての南半球の海(加戸隆介・二村義八朗)
 1.生息場所
 2.現在の南半球の海
 3.過去の海洋
【コラム06】Argoによる海洋観測(水野恵介)
【コラム07】地衡流(水野恵介)
【コラム08】潮間帯のフジツボ相からみたオーストラリアとニュージーランド(加戸隆介)

第2章ミナミイセエビ類の形態と分類(関口秀夫)
 1.甲殻十脚類およびイセエビ・セミエビ類の分類体系
 2.ミナミイセエビ類の形態と分類
 3.ミナミイセエビ類の生物地理
 4.ミナミイセエビ類の種分化と系統
【コラム09】分類と学名(関口秀夫)
【コラム10】イセエビ類の鳴音器とその生態学的意義(関口秀夫)
【コラム11】遺伝子マーカによる種判別方法(関口秀夫)
【コラム12】日本産イセエビ属の種と地理分布(関口秀夫)

第3章ミナミイセエビ類の生活史
1.ミナミイセエビ類のフィロソーマ幼生(関口秀夫)
 1.ミナミイセエビ類の初期生活史の特徴
 2.フィロソーマ幼生の形態と種同定
 3.フィロソーマ幼生の水平・鉛直分布と輸送・分散・回帰の経路
 4.フィロソーマ幼生の食性
【コラム13】イセエビの資源変動と黒潮との関係(関口秀夫)
2.プエルルス幼生(早川康博)
 1.まえがき
 2.形態:プエルルス幼生と稚エビの違い
 3.沿岸回帰
 4.採集方法
 5.着底行動
 6.プエルルス幼生から稚エビへ(水槽実験)
 7.おわりに
【コラム14】プエルルスはポストラーバ? それともメガロパ幼生?(関口秀夫)
3.GROWING UP AND GETTING ABOUT Jasus spiny lobsters on the reef(John D. Booth)
 1.Predators and prey
 2.Age and growth
 3.Reproduction
 4.Movements
 5.Behaviour
 6.Afflictions
 7.Fishing of Jasus spiny lobsters
(和訳)稚エビから親エビへの成長と分布拡大-ミナミイセエビ類の岩礁での生活-(早川康博)
 1.捕食者と餌生物
 2.加齢と成長
 3.再生産
 4.移動
 5.行動
 6.病害
 7.ミナミイセエビ類の漁業
【コラム15】Spiny lobster fishing by Maori(John D. Booth)
(和訳)マオリの人々のミナミイセエビ漁(早川康博)

第4章イセエビ科幼生の生活とさまざまな器官のはたらき(西田周平)
 1.はじめに
 2.イセエビ科幼生の感覚器官
 3.餌を食べるための器官
 4.プエルルスの栄養源は?
 5.残された謎の数々
【コラム16】プエルルス幼生と似た生態をもつフジツボのキプリス幼生(加戸隆介)

第5章ミナミイセエビ類の増養殖(橘二郎)
 1.ノープリオソーマ・フィロソーマ幼生飼育の研究史
 2.中断したケープミナミイセエビのフィロソーマ幼生の大量飼育
 3.最初のケープミナミイセエビのプエルルス誕生
 4.タスマニアとニュージーランドのミナミイセエビの交雑
 5.ニュージーランド東方洋上で採集したフィロソーマの輸送および飼育
 6.ミナミイセエビ(Jasus edwardsii)の大量生産の試み
 7.カッチュウミナミイセエビ(Sagmariasus verreauxi)の種苗生産
 8.ヨーロッパイセエビ(Palinurus elephas)の幼生飼育
 結び.イセエビ大量生産への挑戦
【コラム17】ハナサキガニの種苗生産:ハナサキガニもウィルスに冒されやすいのか?(橘二郎)

あとがき/編集後記/索引/著者紹介

【著者紹介】
橘 二郎:北里大学名誉教授
税所 俊郎:元鹿児島大学教授
二村 義八朗:元東京大学教授
関口 秀夫:三重大学名誉教授・招聘教授
ジョン D. ブース(John D. Booth):元NIWA
早川 康博:水産大学校教授
水野 恵介:(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)
西田 周平:東京大学大気海洋研究所教授
加戸 隆介:北里大学教授

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