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新刊案内:鯨類海産哺乳類学[第三版]

2016年10月7日発売

鯨類海産哺乳類学 第三版
鯨類海産哺乳類学
[第三版]
加藤秀弘・中村 玄・服部 薫:著
160 ページ(モノクロ)
B5 判・並製

本体2,800円+税/送料別(1冊の場合は160円)
ISBN 978-4-915342-75-2
・東京海洋大学の鯨類学の講義「鯨類海産哺乳類学」で使われている教科書です。
・最新の研究成果を盛り込み、新たに著者も加わり、『鯨類海産哺乳類学[第二版]
』からさらに改訂。
・新たに追加になった項目は、オキゴンドウなど種の解説や骨格標本の作り方など(目次をご覧下さい)。
・鰭脚類の項目は大幅に見直し、内容はより充実。
・巻末資料には海産哺乳類の和名・学名・英名一覧を掲載。関連する各種資料が充実し、鯨種判別ポイントは図入りで解説。

〈第三版はじめにより抜粋〉
 本書も定時改訂の時をむかえ,今回から鰭脚類トド研究の専門家である服部薫さん(北海道区水産研究所高次グループ)に著者に加わっていただいた。服部さんには大学院講義などたびたび御来講いただいているが,大学院時代はラッコ(裂脚類)を専攻されていた稀少な研究者でもある。当然ながら,鰭脚類の記述内容は大幅にバージョンアップされている。また,二版作成時には博士研究員であった中村玄君はテニュアトラック助教に選任され,よりいっそう経験と実力が備わった。新たな実用資料は中村君の手によるものである。受講者の皆さんのより深い理解につながれば幸いである。
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〈はじめにより抜粋〉
 水界に生息する哺乳動物群は地球上のあらゆる水域に適応放散している。これらの動物群は水棲(水生)哺乳類として表記するほうが正しいかもしれないが、一般的には海産哺乳類として浸透している。本書では、おもに海域に生息する鯨類を中心に、ジュゴンやマナティなどのカイギュウ類、アシカ、アザラシなどを含む鰭脚類について解説を展開しており、ほかに例をみない構成となっている。
 基本的に(1)生物としての鯨類・海産哺乳類、(2)資源としての鯨類、(3)人類と鯨類の関係を取り扱い、極力最新の情報や学術的な進展にも対応できるよう、各講演会や授業などにおいて付説した事柄を取り込むためのメモ欄を併設した。受講者各位には受講後にもふり返ることのできるような独自の書籍が完成するだろう。陸に起源をもつ鯨類や海産哺乳類が、いかにして水界という新しい環境になじんできたかを学び、今後の“人類と環境の関係”を再考する糧の一助となれば幸いである。
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【目次】(☆印のついたものは,新たに内容が追加されたもの)

●鯨類海産哺乳類学
 海産(水生)哺乳類とは
●鯨類の世界
 鯨類の進化
 ヒゲゲクジラ類とハクジラ類
 ヒゲクジラ類の分類
 ヒゲクジラ類の体のつくり
 回遊と耳垢栓
 シロナガスクジラ
 シロナガスクジラ〜ピグミーシロナガスとは〜
 クロミンククジラ
 ミンククジラ
 ミンククジラ〜ドワーフミンククジラとは〜
 ナガスクジラ
 イワシクジラとニタリクジラ
 ツノシマクジラ
 セミクジラ
 コククジラ
 ザトウクジラ
 ハクジラ類の分類
 ハクジラ類の体のつくり
 ハクジラ類の年齢査定
 ハクジラ類のエコロケーション
 鳥羽山鯨類コレクション
 ハクジラ類の頭骨の多様性〜鳥羽山鯨類コレクションより〜
☆ ミニチュア(1/25スケール)〜鳥羽山鯨類コレクションより〜
 マッコウクジラ
 ツチクジラ
 シャチ
☆ オキゴンドウ
 コビレゴンドウ
 ハンドウイルカ
☆ マダライルカ
☆ カマイルカ
 イシイルカ
 スナメリ
●海牛類の世界
 海牛類とは
 マナティとジュゴンの違い
 ジュゴン
 ステラーカイギュウ
●鰭脚類の世界
 鰭脚類とは
☆ 鰭脚類の進化
 鰭脚類3科の違い
☆ 鰭脚類の歯
 トド
☆ キタオットセイ
☆ ゼニガタアザラシとゴマフアザラシ
☆ 鰭脚類と人とのかかわり
●鯨と人とのかかわり
 資源調査と管理
 捕鯨業
 国際捕鯨委員会(InternationalWhalingCommission:IWC)
 鯨類と超高速船
 座礁
☆ 鯨類の形態調査と骨格標本の作製方法
●巻末資料
 海産(水生)哺乳類分類体系と種名リスト
 原住民生存捕鯨による捕獲統計(1985〜2013年)
 科学許可による特別採捕統計(1986〜2013年)
 商業捕鯨による近年の捕獲統計(1985/86〜2013年)
 小型鯨類漁業による近年の捕獲統計(2000〜2014年)
 鯨種判別ポイント


◆ ご予約・ご注文方法 ◆
●書店・生協でのご注文:
 店頭で号数と冊数をお伝えください。

●弊社への直接のご注文:
 本体2,800円+税+送料160円(1冊の場合)です。
 ご注文ページ(http://bit.ly/HvsxrO)をご覧ください。

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鳥羽山鯨類コレクション海洋と生物 223号 次世代海洋資源調査技術における資源探査と環境調査の技術開発海洋と生物224号:日本の鰭脚類の管理戦略『海洋と生物』(219号)Dugong dugon ジュゴンのすむ海をめざして水産海洋ハンドブック 第3版
鳥羽山鯨類コレクション〜東京海洋大学所蔵鯨類骨格標本の概要〜海洋と生物
連載:海産哺乳類の管理と保全のための調査・解析手法
223号〜連載中
海洋と生物
224号
特集:日本の鰭脚類の管理戦略

海洋と生物
219号
特集:Dugong dugon -- ジュゴンのすむ海をめざして
水産海洋ハンドブック(第3版)
竹内俊郎・中田英昭・和田時夫・上田宏・有元貴文・渡部終五・中前明・橋本牧:編

【著者紹介】
● 加藤秀弘(かとう  ひでひろ)
 
日本を代表する鯨類研究者。
 東京海洋大学学術研究院海洋環境部門教授(鯨類学研究室)。シロナガスクジラ等大型鯨類の資源生態学を専門とし,とくに環境変動に伴う鯨類の生活史変動と個体群調節機能の解明に取り組んでいる。クロミンククジラ(南氷洋産)の個体群動態研究で平成11年度科学技術庁長官賞(現 文部科学省大臣賞;研究功績)受賞。水産学博士。IWC(国際捕鯨委員会)科学委員会委員。
主な著書に『ニタリクジラの自然誌』(平凡社,2000;第11回高知出版学術賞受賞),『マッコウクジラの自然誌』(平凡社,1995),『鯨類資源の研究と管理』(恒星社厚生閣,1991),『鯨類生態学読本』(生物研究社,2006),『日本の哺乳類学③水生哺乳類』(東京大学出版会,2008)など。ほか科学論文多数。SF小説「鯨の王」(藤崎慎吾 著,文藝春秋,2007)の主人公鯨類学者須藤秀弘のモデルとなった。
● 中村  玄(なかむら  げん)
 
東京海洋大学学術研究院海洋環境学部門テニュアトラック助教(鯨類学研究室)。鯨類の骨格や形態に関する研究を行っている。専門は鯨類の形態,とくにナガスクジラ科鯨類の骨格。博士学位論文では主にミンククジラ,ドワーフミンククジラ,クロミンククジラを対象とした頭骨形態の研究を行う。
●服部  薫(はっとり  かおる)
 国立研究開発法人水産研究・教育機構北海道区水産研究所主任研究員。トドなど鰭脚類の資源生態学専門。大学院時代には国内では珍しいラッコの生態を研究。PICES(北太平洋海洋科学機関)海鳥・海獣部門委員,同生物海洋学委員。



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★単行本
クラゲ類の生態学的研究
ニホンジカの全身骨格
砂浜海岸の自然と保全
鯨類海産哺乳類学[第三版]
アクアバイオ学概論
水産海洋ハンドブック 第3版
環形動物 多毛類IV
生態学入門―生態系を理解する 第2版
網走の小型捕鯨
鳥羽山鯨類コレクション
日本の湿原
貧酸素水塊―現状と対策
日本産寒海性コンブ類の形態と分類
シャットネラ赤潮の生物学
ミナミイセエビ―驚くべき生態と増養殖への挑戦
エビ・カニ・ザリガニ―淡水甲殻類の保全と生物学
アワビは増やせるか―増殖の歴史
東京大学三崎臨海実験所雑記
自分さがしの自然観察―私たちはなぜ生きている?
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「海洋と生物」隔月刊雑誌
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211号【日本のスナメリ研究最前線-II】
210号【日本のスナメリ研究最前線-I】
209号【津波の海に生きる未来創生II:その後の気仙沼舞根湾調査】
208号【貝類漁場からみた有明海の環境】
207号【海洋酸性化】
206号【魚のゆりかごとしての水田-湖国・滋賀からの発信】
205号【水環境への提言:漁業生産を維持するために】
204号【漁場環境計測技術が築く豊かの海】
203号【津波の海に生きる未来創生:気仙沼舞根湾調査】
202号【緑色藻類の性】
201号【黒潮圏沿岸海域の温暖化と適応策】
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