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近刊『貧酸素水塊-現状と対策-』

たいへん長い間お待たせいたしました!
『貧酸素水塊 -現状と対策-』は4月15日発売です。

出版記念特別価格!
2013年5月15日までの期間限定で「2,500円(税・送料込)」でお送りします。
※(株)生物研究社への直接ご注文に限ります。書店等での割引販売不可。
「ブログを見た」と明記してください。
ご注文方法は
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特別価格販売は終了しました。


貧酸素水塊貧酸素水塊
−現状と対策−

山室真澄・石飛裕・
中田喜三郎・中村由行:著

ISBN978-4-915342-68-4
A5 判・並製・236ページ
定価 本体2,800円(税別)
(送料別)
【内容紹介】
 淡水域か海域であるかを問わず,日本の多くの閉鎖性水域で貧酸素水塊が発生している。
 貧酸素水塊の大部分は人の活動による富栄養化に起因するが,地形的・水文学的な要因により貧酸素水塊が自然に生じている水域や,逆に人為的な改変がきっかけで解消した事例も存在する。
 貧酸素水塊の弊害は多々あるが,もっとも顕著なものは水産生物への影響である。しかし,漁獲対象種によっては影響を受けないこともある。
 本書はこのように多様な事例をもつ貧酸素水塊について,いつから,どのような原因で発生し,どのような被害が生じたのかを整理した初めての成書である。貧酸素水塊が形成されている日本各地での具体的な事例を紹介し,対策技術別の実施例や実施後の状況をまとめ,水環境に関心をもつ一般市民や環境系の専門家・学生だけでなく,自治体関係者・工学関係者・コンサルタント業界といった施策側に立つ者にも有用な情報を提供することをめざした。
 また,水環境改善にむけた新たな指標づくりの参考のために,人間活動の影響が少なかったころの1930年代の日本の湖沼の溶存酸素濃度・水深・水温・pHの一覧を巻末に掲載した。
(はじめにより抜粋・改変)

【目次】

はじめに

第1章 貧酸素水塊形成の原因と弊害
1−1 貧酸素水塊形成の原因
 1−1−1 流れと密度成層
 1−1−2 水温
 1−1−3 地形
 1−1−4 有機物流入負荷の増加
 1−1−5 栄養塩流入負荷の増加
 1−1−6 水域内部での有機物負荷の増加
 1−1−7 人為的な改変
  1−1−7−1 埋め立て
  1−1−7−2 河口堰
  1−1−7−3 浚渫
  1−1−7−4 護岸・防波堤・防潮堤
1−2 貧酸素水塊による弊害
 1−2−1 生物相の変化による弊害
 1−2−2 化学成分の変化による弊害
参考文献

第2章 貧酸素水塊の現状
2−1 淡水湖沼・貯水池(ダム)・河川
 2−1−1 ダム貯水池
 2−1−2 諏訪湖
 2−1−3 霞ヶ浦(西浦)
 2−1−4 琵琶湖
 2−1−5 長良川
2−2 汽水湖沼
 2−2−1 サロマ湖
 2−2−2 能取湖
 2−2−3 浜名湖
 2−2−4 湖山池
 2−2−5 中海・宍道湖
  2−2−5−1 中海
  2−2−5−2 本庄水域
  2−2−5−3 宍道湖
2−3 内湾
 2−3−1 大船渡湾
 2−3−2 東京湾
 2−3−3 三河湾
 2−3−4 伊勢湾
 2−3−5 英虞湾
 2−3−6 大阪湾
 2−3−7 燧灘
 2−3−8 有明海
 2−3−9 大村湾
参考文献

第3章 貧酸素水塊解消技術の事例
3−1 水平方向の流動操作
 3−1−1 水路の開削による潮汐エネルギーの利用
 3−1−2 導流堤の設置・防波堤の改良による潮汐エネルギーの利用
 3−1−3 透過性防波堤による波エネルギーの利用
 3−1−4 作澪など海底の改変による海水交換
3−2 鉛直方向の流動操作
 3−2−1 曝気
 3−2−2 水門(ゲート)操作
3−3 堆積物からの栄養塩溶出量の削減
 3−3−1 浚渫
 3−3−2 覆砂
3−4 対象水域周辺における浄化能力の促進
 3−4−1 バイオマニピュレーション
 3−4−2 漁獲による栄養物質の除去
 3−4−3 干潟の造成
3−5 流入負荷の管理
 3−5−1 流入負荷の削減と貧酸素水塊の縮減
 3−5−2 法律による排出規制
 3−5−3 水質が改善されない原因
 3−5−4 負荷管理の現状
  3−5−4−1 法規制による管理
  3−5−4−2 下水道などによる管理
  3−5−4−3 循環システムなどによる管理
 3−5−5 湖沼水質の改善例と負荷管理の方向
  3−5−5−1 諏訪湖
  3−5−5−2 宍道湖
  3−5−5−3 50 年前の中海
参考文献

第4章 貧酸素水塊問題解決への展望
4−1 地球温暖化と貧酸素水塊
 4−1−1 日本の水域における地球温暖化の兆候
 4−1−2 地球温暖化に伴う水面上昇による貧酸素化の加速
 4−1−3 地球温暖化に伴う海面上昇による貧酸素化の加速
4−2 沿岸域の持続的な利用と貧酸素水塊
 4−2−1 デンマークにおける貧酸素水塊解消に向けた取り組み
 4−2−2 貧酸素水塊解消対策のプロセスに関わる課題
  4−2−2−1 問題点の把握と目標の設定
  4−2−2−2 実態に関する科学的な調査
  4−2−2−3 事後モニタリング
 4−2−3 貧酸素水塊解消に関わる主体に関する課題
  4−2−3−1 省庁横断的な水環境政策
  4−2−3−2 陸水,沿岸海洋に関わる科学者の役割
参考文献


おわりに

付表

索引


【著者紹介】
山室  真澄:東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
石飛  裕:NPO法人自然と人間環境研究機構理事長
中田  喜三郎:名城大学大学院総合学術研究科特任教授
中村  由行:港湾空港技術研究所研究主監


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