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【近刊案内】『クラゲ類の生態学的研究』

9月下旬発売予定です。ご予約・ご注文は下記をご覧ください。

クラゲ類の生態学的研究
クラゲ類生態学的研究
豊川雅哉・西川淳・三宅裕志:編集

A5判 口絵+約190ページ

ISBN978-4-909119-13-1

定価 本体2,800円+税
クラゲ類の生物・生態研究の最前線
 ミズクラゲなどの鉢虫綱,アンドンクラゲなどの箱虫綱のクラゲ類を中心に,その生物学や生態研究の最前線を解説。発電所や漁業に大きな被害を与える大量発生を予測する取り組みも紹介。
─────────────────────────────────────
【目 次】
はじめに
【第1章 生活史からのアプローチ】
1:日本産箱虫綱の分類と生活史(戸篠  祥)
 1.はじめに
 2.箱虫綱とは?
 3.箱虫綱の分類
 4.日本産箱虫綱
  4.1.日本産既記載種
  4.2.日本初記録種
  4.3.まとめ
 5.箱虫綱の生態,生活史
  5.1.ヒメアンドンクラゲ
  5.2.ヒクラゲ
 6.まとめ
2:箱虫綱と鉢虫綱:再統合の提案(Ilka Straehler-Pohl/日本語訳:豊川雅哉)
 1.はじめに
 2.初期生活史と進化理論
 3.まとめと系統樹の修正
3:鉢虫綱クラゲポドシストの生理生態学的特徴(池田英樹)
 1.はじめに
 2.ポドシストの形態的特徴
 3.ポドシストの生理生態学的特徴
  3.1.生産における特徴
  3.2.休眠における特徴
  3.3.脱シストにおける特徴
 4.メデューサの大量発生におけるポドシストの役割
4:ミズクラゲのポリプのコロニー形成(三宅裕志)
 1.はじめに
 2.野外でのポリプの付着状況
 3.野外でのコロニーの形態
 4.ミズクラゲのポリプのコロニー形成
 5.おわりに
【第2章 鉢クラゲ個体群の野外調査[特にポリプ]】
1:伊勢湾におけるミズクラゲの生態学的研究と大量発生予測への応用(濱田  稔)
 1.はじめに
 2.発生海域の探索
  2.1.エフィラ分布調査
  2.2.ポリプ分布調査
 3.ミズクラゲ発生予測技術の開発
  3.1.ポリプ,エフィラの発生量調査
  3.2.火力発電所へのクラゲ推定襲来量調査
  3.3.ポリプ密度とクラゲ推定襲来量における相関分析
2:東京湾におけるミズクラゲのポリプのコロニー(石井晴人)
 1.はじめに
 2.湾奥部におけるポリプのコロニー
 3.湾口部におけるポリプのコロニー
 4.考 察
【第3章 他の分類群との相互関係】
1:魚類の食物としてのクラゲ類(宮島(多賀)悠子)
 1.魚類とクラゲ類の相互関係
 2.クラゲ類の栄養学的価値
 3.魚類のクラゲ類採餌行動
 4.魚類の食物としてのクラゲ類の寄与
 5.成長段階ごとのクラゲ類と魚類との関係
 6.魚類のトップダウンコントロールによるクラゲ類の大量発生防御の可能性
2:アジア海域における大型クラゲ類の共生生物群集 -クラゲ類の生態系における機能再考(大塚  攻)
 1.はじめに
 2.共生とは?
 3.魚 類
 4.棘皮動物(クモヒトデ類)
 5.甲殻類
 6.吸虫類
 7.底生性刺胞動物との共生関係の比較
 8.クラゲ類漁業が共生生物に及ぼす影響
【第4章 集団遺伝学による発生源特定】
1:エチゼンクラゲの遺伝的集団構造から推察される発生源と分散(半澤直人)
 1.はじめに
 2.研究に用いた材料と解析の方法
 3.2007年に大量出現したエチゼンクラゲの遺伝的集団構造
 4.2007年の東シナ海標本集団における遺伝的組成の季節的変動
 5.2009年に大量出現したエチゼンクラゲの遺伝的集団構造
 6.エチゼンクラゲの遺伝的集団構造から推察される発生源と個体の分散過程
 7.今後の展望
【第5章 食用クラゲ研究】
1:クラゲ漁業の実態-インドネシア,ジャワ島における大型鉢虫類の新種発見とそれらに対する漁業について(西川  淳)
 1.はじめに
 2.インドネシア,ジャワ島南部におけるクラゲ漁業とアオヘルメットクラゲCrambionella helmbiruの発見
 3.クラゲ漁業と漁獲対象種保全の重要性
【第6章 調査手法】
1:超音波および水中カメラを利用したクラゲパッチの分布構造の観測について(野方靖行)
 1.はじめに
 2.超音波による観測システム
 (1)超音波センサー部
 (2)クラゲ類検出のためのPCによる処理
 3.水中ビデオカメラによる観測
 4.クラゲパッチの観測
 5.おわりに
2:エチゼンクラゲの行動および分布特性を調べる方法(本多直人)
 1.はじめに
 2.行動を調べる方法
  2.1.スキューバダイビングによる遊泳速力計測
  2.2.電子標識による追跡調査
 3.分布特性を調べる方法
  3.1.光学的手法
  3.2.音響的手法
  3.3.日本海沖合でのエチゼンクラゲ分布モニタリング
 4.おわりに
3:定点カメラによるクラゲ類の定性的量調査(藤井直紀)
 1.表層モニタリングの意義
 2.ミズクラゲ表層集群のモニタリング~宇和海の事例
 3.ビゼンクラゲ表層モニタリング~有明海の事例
 4.まとめ
引用文献/索引/著者紹介

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【近刊案内】『砂浜海岸の自然と保全』

9月下旬発売予定です。ご予約・ご注文は下記をご覧ください。

砂浜海岸の自然と保全
砂浜海岸自然保全
須田有輔:編著

B5変形判 口絵+280ページ
ISBN 978-4-909119-13-1

定価 本体3,500円(税別)(送料別)
砂浜の環境と生態系が危機に面している!
 波打ち際をはさんで,海側は波が砕けるあたり,陸側は砂丘がつくられるあたりまでを「砂浜」という。そこには豊かな生態系が形づくられるが,海岸侵食や環境破壊などにより,砂浜の環境そのもの,また生態系が危機に面している。地形や波などの物理的環境,物質循環などの化学的環境,底生生物や魚類などの生態,そして実際の保全活動や保全の意義など幅広く扱った。砂浜生態系のみを扱った日本で初めての書。
─────────────────────────────────────
【目 次】
はじめに
【第1章 砂浜生態学の概論】(須田有輔)
 1.1 砂浜海岸とは
 1.2 地形と砂浜タイプ
  1.2.1 砂浜断面に沿った地形と砂浜タイプ
  1.2.2 地形動態を表す指標
 1.3 砂浜のハビタットの多様性
  1.3.1 砂浜の主なハビタットと生物
  1.3.2 前浜の生物分布パターン
 1.4 砂浜の環境問題
 1.5 砂浜生態系の保全
  1.5.1 多様な海岸環境
  1.5.2 海岸事業への反映を意識した知見
  1.5.3 砂浜の生物調査における注意点
  1.5.4 砂浜生態系の広がり
  1.5.5 合意形成の大切さ
  1.5.6 市民研究者への期待
【第2章 砂質性海浜の特性】(西隆一郎)
 2.1 砂浜と海岸の範囲
 2.2 砂浜の形成機構
 2.3 砂浜を構成する底質の物理的性状
  2.3.1 底質の粒径
  2.3.2 底質の透水性
 2.4 砂浜の岸沖縦断地形
  2.4.1 平衡海浜断面形状
  2.4.2 砂浜地形の季節変動
  2.4.3 侵食・堆積予測のためのパラメーター
  2.4.4 短期間の汀線変動
 2.5 砂浜の平面形状と汀線変動
  2.5.1 河川流入や海食崖の侵食による平面形状の変化
  2.5.2 浜幅と海浜植生帯
  2.5.3 トンボロ地形
  2.5.4 バリアーアイランド
 2.6 人為的な理由による砂浜の平面形状変化
 2.7 砂浜にみられる波と流れ
  2.7.1 波とうねりの性質
  2.7.2 有義波
  2.7.3 浅水変形と砕波
  2.7.4 海浜流系
 2.8 砂浜の3次元地形・カスプ
 2.9 砂浜と砂浜生物を取り巻く環境−中長期スケールの視点
  2.9.1 土砂収支と土砂管理
  2.9.2 中長期的な気候変動と水温変動
  2.9.3 中長期的な環境変動と砂浜の侵食・堆積現象
  2.9.4 アカウミガメの上陸数の変動
【第3章 砂浜海岸の物質循環】(早川康博)
 3.1 物質循環の基礎
  3.1.1 砂浜海岸における物質循環の駆動要因
  3.1.2 砂浜海岸の地形
  3.1.3 砂浜海岸の主要構成物
 3.2 物質の運搬過程
  3.2.1 砂浜海岸における物質の運搬過程
  3.2.2 海底地下水湧出
  3.2.3 砂浜地下水
  3.2.4 再循環水
  3.2.5 間隙水の表面張力
  3.2.6 栄養塩類の運搬過程
 3.3 物質循環モデルの基礎概念
  3.3.1 基本ユニット
  3.3.2 生態系モデル
 3.4 砂浜海岸における物質生成・分解過程
  3.4.1 酸化分解
  3.4.2 還元分解
  3.4.3 脱窒素過程
  3.4.4 砂泥質の化学環境
 3.5 溶存物質と粒状物質の物質循環
  3.5.1 粒状物質の生成
  3.5.2 砂浜海岸の物質循環
 3.6 おわりに
  3.6.1 砂浜海岸の特徴
  3.6.2 今後の課題
【第4章 砂浜海岸のマクロファウナ】(梶原直人)
 4.1 はじめに
 4.2 新たな発想に基づく底質環境要因
 4.3 底質の硬度とは
 4.4 底質硬度と飽和水位(地下水位)
 4.5 ナミノリソコエビの分布と底質硬度
 4.6 サクションを軸とした砂浜海岸の底質環境
 4.7 冠水域(飽和域)における底質環境
 4.8 礫における底質環境
 4.9 今後の展開
 4.10 おわりに
【第5章 砂浜海岸の魚類】(井上隆)
 5.1 はじめに
 5.2 調査方法
 5.3 サーフゾーン魚類の特徴
  5.3.1 一般的な傾向
  5.3.2 日本の砂浜に出現する魚類
 5.4 魚類によるサーフゾーンの利用
  5.4.1 サーフゾーンの利用形態
  5.4.2 サーフゾーン魚類の類型化
 5.5 サーフゾーンの生息環境
  5.5.1 砂浜の微小地形
  5.5.2 海岸構造物の影響
 5.6 おわりに
【第6章 開放的な砂浜海岸である吹上浜での研究事例】(中根幸則)
 6.1 はじめに
 6.2 吹上浜の特徴
  6.2.1 代表的な3つの砂浜タイプ
  6.2.2 3つの砂浜タイプが存在する吹上浜
 6.3 砂浜タイプによって生息する魚類は異なるのか
 6.4 砂浜タイプ間の餌環境の違いが魚類の出現に影響を及ぼしているのか
 6.4.1 魚類は主に浮遊性と表在性の無脊椎動物を食べていた
  6.4.2 魚類は食性によって利用する砂浜タイプが異なる
  6.4.3 魚類の餌環境は砂浜タイプによって異なっていた
 6.5 砂浜タイプ間で魚食魚による小型魚への捕食圧は異なるのか
 6.6 おわりに
【第7章 生物にとっての健全な砂浜環境とは】(和田年史)
 7.1 はじめに
 7.2 砂浜海岸の侵食とサンドリサイクルの現状(山陰海岸の例)
 7.3 砂浜の生物とそれらの消失の現状
  7.3.1 砂浜に暮らす生きものたち
  7.3.2 砂浜生物の消失の現状
 7.4 健全な砂浜環境の指標生物「スナガニ」
  7.4.1 スナガニについて
  7.4.2 指標生物とは
  7.4.3 砂浜海岸の人的利用とスナガニの関係
  7.4.4 利用海岸と自然海岸での比較
  7.4.5 温暖化の指標としてのスナガニ類
 7.5 サーフゾーンにおける指標生物の探索
  7.5.1 海域の環境影響評価の必要性
  7.5.2 サーフゾーンの生物相と指標生物の候補
 7.6 これからの課題と展望
  7.6.1 基礎知見の充実から実践へ
  7.6.2 砂浜海岸の大切さを伝える取り組み
 7.7 最後に
【第8章 アカウミガメの保護活動を通してみる表浜の自然と保全】(田中雄二)
 8.1 表浜の四季
 8.2 表浜の自然と地理
 8.3 表浜の現状
 8.4 NPOの活動
  8.4.1 アカウミガメの保護活動
  8.4.2 堆砂垣
  8.4.3 表浜まるごと博物館
  8.4.4 環境教育と調査研究
  8.4.5 情報発信
 8.5 おわりに
【第9章 干潟保全の活動を通してみえてくる「砂浜」の存在】(足利由紀子)
 9.1 私たちのフィールド中津干潟
  9.1.1 中津干潟の自然の特徴
  9.1.2 中津干潟で展開する保全活動
 9.2 「干潟」からみた「砂浜」
  9.2.1 イメージが先行する日本人の「海岸」への理解
  9.2.2 干潟保全上障害となる「豊かな海」の概念
 9.3 干潟生物の立場からみた砂浜
  9.3.1 カブトガニの産卵の場
  9.3.2 さまざまな生物に利用される砂浜
  9.3.3 アサリ資源を支える要素
 9.4 沿岸の自然とともに歩んでいくために
  9.4.1 それぞれの土地に見合う保全のあり方
  9.4.2 市民の意識の醸成
【第10章 日本の海岸の成り立ちと現状】(清野聡子)
 10.1 日本の海岸と海岸法
  10.1.1 海岸環境の変化
  10.1.2 海岸法の改正とより包括的な法制度
  10.1.3 海岸事業での環境の位置づけ
 10.2 日本の海岸の人工化の現状
  10.2.1 人工化の現状
  10.2.2 砂浜海岸の人工化とハビタットの改変
 10.3 自然地形の役割
  10.3.1 砂浜と砂丘とラグーンはセットになった地形
  10.3.2 砂丘は自然のインフラ
 10.4 砂浜がもつ減災・防災の機能
  10.4.1 バッファー・ゾーンの必要性
  10.4.2 自然保護活動が守った砂丘
  10.4.3 海岸の松林
  10.4.4 伝説や伝統が示す自然保護と防災
 10.5 海岸の管理制度が抱える問題点と将来に向けて
  10.5.1 「線」の問題,「面」への転換,さらには「立体へ」
  10.5.2 より良い砂浜を残すために

BOX(1)海浜植生が有する砂浜の保全効果
(加藤史訓)
BOX(2)離岸流に要注意(西隆一郎)
BOX(3)砂浜海岸の地下水(加茂崇)
BOX(4)砂浜海岸の多毛類(冨岡森理)
BOX(5)砂浜海岸のアミ類(野々村卓美)
BOX(6)魚類の調査方法(須田有輔)
BOX(7)吹上浜の十脚甲殻類(大富潤)

COLUMN(須田有輔)
砂浜に惹かれたきっかけ/砂浜調査の苦労/フィールド調査は学生の鍛錬の場

付表1(国内で研究が行われている外海に面した砂浜海岸で出現した魚類)
付表2(本書に登場する生物種名一覧)

引用文献/おわりに/索 引/執筆者紹介
須田  有輔(国立研究開発法人水産研究・教育機構水産大学校)
著者 (五十音順)
淺井  貴恵(東亜建設工業(株))
足利  由紀子(NPO法人水辺に遊ぶ会理事長)
井上  隆(一般財団法人自然環境研究センター上席研究員)
大富  潤(鹿児島大学水産学部教授)
梶原  直人(国立研究開発法人水産研究・教育機構瀬戸内海区水産研究所)
加藤  史訓(国土交通省国土技術政策総合研究所)
加茂  崇((株)アルファ水工コンサルタンツ)
清野  聡子(九州大学大学院工学研究院)
田中  雄二(NPO法人表浜ネットワーク)
冨岡  森理(北海道大学大学院理学研究院)
中根  幸則(一般財団法人電力中央研究所)
西  隆一郎(鹿児島大学水産学部)
野々村  卓美(鳥取県栽培漁業センター)
早川  康博(元独立行政法人水産大学校)
和田  年史(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所・兵庫県立人と自然の博物館)


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新刊案内:アクアバイオ学概論

2016年10月15日発売です

アクアバイオ学概論 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
アクアバイオ学概論
東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
松原 創・塩本 明弘:編著
200 ページ(モノクロ)
B5 変型判・並製

本体2,500円+税/送料別(1冊の場合は160円)
ISBN 978-4-915342-74-5
 日本の水産業を支えるオホーツクの海。海氷が形成される特殊な環境,そこにすむ生物と形づくられる生態系,そして水産業の新しい取り組みまで,オホーツク圏を知りたい人のための1冊です。
 2015年,東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科が設立10年を迎えたことを機に,平成27年度日本水産学会北海道支部大会公開シンポジウム「オホーツク圏におけるアクアバイオロジーのフロンティア:東京農業大学アクアバイオ学科10年を迎えて」において,本学および各研究機関で行われている研究内容を,水産関係者と一般の方に紹介した。本書は,このシンポジウムやアクアバイオ学科1年生の必修講義である“アクアバイオ学概論”をベースに,新たな知見を加え,いまだ不明な点が多く残されているオホーツクの水圏全般に関して書かれたものである。
 本書は“アクアバイオ学概論”の教科書とすることを主眼としたが,オホーツク域の水圏について学びたい方々の啓蒙書としての位置づけも考慮した。さまざまな方に本書を活用してもらえたら幸甚である。
(はじめにより抜粋)

【目次】

はじめに(松原  創・塩本明弘)
アクアバイオ学科開設10周年記念出版に寄せて(伊藤雅夫)
アクアバイオ学科の誕生に関わって思うこと(蓑茂壽太郎)
【第I部:オホーツク圏の水圏環境および生態】
第1章 リモートセンシングで見るオホーツク沿岸環境(朝隈康司)
  コラム1 オホーツク海は幸運の海(谷口  旭)
第2章 北海道オホーツク海沿岸域の植物プランクトン:豊かさを支えているもの(塩本明弘)
  コラム2 オホーツク海は中層水の沈降域か,深層水の湧昇域か?(柏井  誠)
第3章 氷海における基礎生産者:植物プランクトン・アイスアルジー(西野康人)
第4章 オホーツク海沿岸域における動物プランクトン(中川至純)
第5章 海藻について(高橋  潤)
  コラム3 アッケシソウ群生地保全(中村隆俊)
第6章 頭足類の生活史(瀬川  進)
第7章 水圏動物の種分類を考える(白井  滋)
第8章 環境変動に伴うアザラシの生態変化(小林万里)
第9章 汽水域の生態学(園田  武)
第10章 北海道網走の地域特異的遺伝資源としてのクローンドジョウ(荒井克俊)
第11章 水圏生物の化学生態学と性フェロモン(山家秀信)
【第II部:オホーツク圏の水産利用】
第12章 オホーツクの漁業を支える水産増殖(千葉  晋)
  コラム4 オホーツク海・根室海峡における水産資源管理(金岩  稔)
第13章 最近のサケ・マス類の資源変動と資源づくり(宮腰靖之)
第14章 オホーツク海域における海洋資源の付加価値向上をめざして(松原  創)
第15章 仔稚魚期の疾病を防除するためのプロバイオティクスの開発(渡邉研一)
第16章 食の安全をめざした漁港・産地市場の衛生管理(吉水  守)
  コラム5 新しいビジネスモデルに基づくホタテガイ加工の提案(山﨑雅夫)
  コラム6 各種官能評価センサによる日本ならびにアジア各国で生産された各種魚醤油のマルチマッピング解析(佐藤広顕)
第17章 水産業の六次産業化(菅原  優)
  コラム7 地域におけるアクアバイオ学科の役割(渡部貴聴)
おわりに(松原  創・塩本明弘)


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水産海洋ハンドブック 第3版
竹内俊郎・中田英昭・和田時夫・上田宏・有元貴文・渡部終五・中前明・橋本牧:編

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【著者一覧:五十音順】
朝隈康司 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
荒井克俊 北海道大学大学院水産科学研究院
伊藤雅夫 東京農業大学名誉教授
柏井 誠 東京農業大学元教授
金岩 稔 三重大学生物資源学部,東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科元准教授
小林万里 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
佐藤広顕 東京農業大学生物産業学部食品香粧学科
塩本明弘 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
白井 滋 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
菅原 優 東京農業大学生物産業学部地域産業経営学科
瀬川 進 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
園田 武 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
高橋 潤 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
谷口 旭 三洋テクノマリン(株)生物生態研究所,東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科元教授,東北大学名誉教授
千葉 晋 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
中川至純 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
中村隆俊 東京農業大学生物産業学部生物生産学科
西野康人 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
松原 創 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
蓑茂壽太郎 (一財)公園財団理事長
宮腰靖之 さけます・内水面水産試験場さけます資源部
山﨑雅夫 東京農業大学生物産業学部食品香粧学科
山家秀信 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
吉水 守 北海道大学名誉教授
渡邉研一 東京農業大学生物産業学部アクアバイオ学科
渡部貴聴 網走市水産港湾部水産漁港課漁業振興係

新刊案内:鯨類海産哺乳類学[第三版]

2016年10月7日発売

鯨類海産哺乳類学 第三版
鯨類海産哺乳類学
[第三版]
加藤秀弘・中村 玄・服部 薫:著
160 ページ(モノクロ)
B5 判・並製

本体2,800円+税/送料別(1冊の場合は160円)
ISBN 978-4-915342-75-2
・東京海洋大学の鯨類学の講義「鯨類海産哺乳類学」で使われている教科書です。
・最新の研究成果を盛り込み、新たに著者も加わり、『鯨類海産哺乳類学[第二版]
』からさらに改訂。
・新たに追加になった項目は、オキゴンドウなど種の解説や骨格標本の作り方など(目次をご覧下さい)。
・鰭脚類の項目は大幅に見直し、内容はより充実。
・巻末資料には海産哺乳類の和名・学名・英名一覧を掲載。関連する各種資料が充実し、鯨種判別ポイントは図入りで解説。

〈第三版はじめにより抜粋〉
 本書も定時改訂の時をむかえ,今回から鰭脚類トド研究の専門家である服部薫さん(北海道区水産研究所高次グループ)に著者に加わっていただいた。服部さんには大学院講義などたびたび御来講いただいているが,大学院時代はラッコ(裂脚類)を専攻されていた稀少な研究者でもある。当然ながら,鰭脚類の記述内容は大幅にバージョンアップされている。また,二版作成時には博士研究員であった中村玄君はテニュアトラック助教に選任され,よりいっそう経験と実力が備わった。新たな実用資料は中村君の手によるものである。受講者の皆さんのより深い理解につながれば幸いである。
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〈はじめにより抜粋〉
 水界に生息する哺乳動物群は地球上のあらゆる水域に適応放散している。これらの動物群は水棲(水生)哺乳類として表記するほうが正しいかもしれないが、一般的には海産哺乳類として浸透している。本書では、おもに海域に生息する鯨類を中心に、ジュゴンやマナティなどのカイギュウ類、アシカ、アザラシなどを含む鰭脚類について解説を展開しており、ほかに例をみない構成となっている。
 基本的に(1)生物としての鯨類・海産哺乳類、(2)資源としての鯨類、(3)人類と鯨類の関係を取り扱い、極力最新の情報や学術的な進展にも対応できるよう、各講演会や授業などにおいて付説した事柄を取り込むためのメモ欄を併設した。受講者各位には受講後にもふり返ることのできるような独自の書籍が完成するだろう。陸に起源をもつ鯨類や海産哺乳類が、いかにして水界という新しい環境になじんできたかを学び、今後の“人類と環境の関係”を再考する糧の一助となれば幸いである。
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【目次】(☆印のついたものは,新たに内容が追加されたもの)

●鯨類海産哺乳類学
 海産(水生)哺乳類とは
●鯨類の世界
 鯨類の進化
 ヒゲゲクジラ類とハクジラ類
 ヒゲクジラ類の分類
 ヒゲクジラ類の体のつくり
 回遊と耳垢栓
 シロナガスクジラ
 シロナガスクジラ〜ピグミーシロナガスとは〜
 クロミンククジラ
 ミンククジラ
 ミンククジラ〜ドワーフミンククジラとは〜
 ナガスクジラ
 イワシクジラとニタリクジラ
 ツノシマクジラ
 セミクジラ
 コククジラ
 ザトウクジラ
 ハクジラ類の分類
 ハクジラ類の体のつくり
 ハクジラ類の年齢査定
 ハクジラ類のエコロケーション
 鳥羽山鯨類コレクション
 ハクジラ類の頭骨の多様性〜鳥羽山鯨類コレクションより〜
☆ ミニチュア(1/25スケール)〜鳥羽山鯨類コレクションより〜
 マッコウクジラ
 ツチクジラ
 シャチ
☆ オキゴンドウ
 コビレゴンドウ
 ハンドウイルカ
☆ マダライルカ
☆ カマイルカ
 イシイルカ
 スナメリ
●海牛類の世界
 海牛類とは
 マナティとジュゴンの違い
 ジュゴン
 ステラーカイギュウ
●鰭脚類の世界
 鰭脚類とは
☆ 鰭脚類の進化
 鰭脚類3科の違い
☆ 鰭脚類の歯
 トド
☆ キタオットセイ
☆ ゼニガタアザラシとゴマフアザラシ
☆ 鰭脚類と人とのかかわり
●鯨と人とのかかわり
 資源調査と管理
 捕鯨業
 国際捕鯨委員会(InternationalWhalingCommission:IWC)
 鯨類と超高速船
 座礁
☆ 鯨類の形態調査と骨格標本の作製方法
●巻末資料
 海産(水生)哺乳類分類体系と種名リスト
 原住民生存捕鯨による捕獲統計(1985〜2013年)
 科学許可による特別採捕統計(1986〜2013年)
 商業捕鯨による近年の捕獲統計(1985/86〜2013年)
 小型鯨類漁業による近年の捕獲統計(2000〜2014年)
 鯨種判別ポイント


◆ ご予約・ご注文方法 ◆
●書店・生協でのご注文:
 店頭で号数と冊数をお伝えください。

●弊社への直接のご注文:
 本体2,800円+税+送料160円(1冊の場合)です。
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鳥羽山鯨類コレクション海洋と生物 223号 次世代海洋資源調査技術における資源探査と環境調査の技術開発海洋と生物224号:日本の鰭脚類の管理戦略『海洋と生物』(219号)Dugong dugon ジュゴンのすむ海をめざして水産海洋ハンドブック 第3版
鳥羽山鯨類コレクション〜東京海洋大学所蔵鯨類骨格標本の概要〜海洋と生物
連載:海産哺乳類の管理と保全のための調査・解析手法
223号〜連載中
海洋と生物
224号
特集:日本の鰭脚類の管理戦略

海洋と生物
219号
特集:Dugong dugon -- ジュゴンのすむ海をめざして
水産海洋ハンドブック(第3版)
竹内俊郎・中田英昭・和田時夫・上田宏・有元貴文・渡部終五・中前明・橋本牧:編

【著者紹介】
● 加藤秀弘(かとう  ひでひろ)
 
日本を代表する鯨類研究者。
 東京海洋大学学術研究院海洋環境部門教授(鯨類学研究室)。シロナガスクジラ等大型鯨類の資源生態学を専門とし,とくに環境変動に伴う鯨類の生活史変動と個体群調節機能の解明に取り組んでいる。クロミンククジラ(南氷洋産)の個体群動態研究で平成11年度科学技術庁長官賞(現 文部科学省大臣賞;研究功績)受賞。水産学博士。IWC(国際捕鯨委員会)科学委員会委員。
主な著書に『ニタリクジラの自然誌』(平凡社,2000;第11回高知出版学術賞受賞),『マッコウクジラの自然誌』(平凡社,1995),『鯨類資源の研究と管理』(恒星社厚生閣,1991),『鯨類生態学読本』(生物研究社,2006),『日本の哺乳類学③水生哺乳類』(東京大学出版会,2008)など。ほか科学論文多数。SF小説「鯨の王」(藤崎慎吾 著,文藝春秋,2007)の主人公鯨類学者須藤秀弘のモデルとなった。
● 中村  玄(なかむら  げん)
 
東京海洋大学学術研究院海洋環境学部門テニュアトラック助教(鯨類学研究室)。鯨類の骨格や形態に関する研究を行っている。専門は鯨類の形態,とくにナガスクジラ科鯨類の骨格。博士学位論文では主にミンククジラ,ドワーフミンククジラ,クロミンククジラを対象とした頭骨形態の研究を行う。
●服部  薫(はっとり  かおる)
 国立研究開発法人水産研究・教育機構北海道区水産研究所主任研究員。トドなど鰭脚類の資源生態学専門。大学院時代には国内では珍しいラッコの生態を研究。PICES(北太平洋海洋科学機関)海鳥・海獣部門委員,同生物海洋学委員。



【過去問題集】できました!

『水産海洋ハンドブック 第3版』【過去問題集】できました!

ご応募いただいている方へは本日発送いたしました。お手元に届くまで今しばらくお待ちください。

〈収録内容〉
◆国家公務員採用試験問題〔水産〕
 平成27年度〜平成24年度 総合職試験(大学卒業程度試験)(農業科学・水産)
 ※院卒者試験問題は掲載していません。
 ・専門(多肢選択式)試験問題・解答/専門(記述式)試験問題/政策論文試験問題(設問のみ)
 平成23年度 I種水産(農学IV)
 ・専門(多枝選択式)試験問題・解答/専門(記述式)試験問題
◆技術士試験問題〔水産部門〕
 平成27年度〜平成23年度
 第一次試験問題(専門科目)・解答/第二次試験問題
※過去問題は国家公務員試験・技術士試験どちらとも,一部改変・省略しているものがあります。

『水産海洋ハンドブック 第3版』ご購入者へ「国家公務員採用試験〔水産〕・技術士試験〔水産部門〕 過去問題集」をさし上げます(一般販売・個別販売等は行っておりません)。“第3版”の問題集は表紙の下部に1本線が入っています(下の写真(右側))。
応募方法は本書の帯をご覧ください。

水産海洋ハンドブック 過去問題集

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新刊・既刊案内

★単行本
鯨類海産哺乳類学[第三版]
アクアバイオ学概論
水産海洋ハンドブック 第3版
環形動物 多毛類IV
生態学入門―生態系を理解する 第2版
網走の小型捕鯨
鳥羽山鯨類コレクション
日本の湿原
貧酸素水塊―現状と対策
日本産寒海性コンブ類の形態と分類
シャットネラ赤潮の生物学
ミナミイセエビ―驚くべき生態と増養殖への挑戦
エビ・カニ・ザリガニ―淡水甲殻類の保全と生物学
アワビは増やせるか―増殖の歴史
東京大学三崎臨海実験所雑記
自分さがしの自然観察―私たちはなぜ生きている?
海鳥の行動と生態―その海洋生活への適応

「海洋と生物」隔月刊雑誌
231号【国境を越える海洋生物−移入経緯と対策−】
230号【生物和名における問題−藻類編−】
229号【日本の野生メダカの保全と課題】
228号【琵琶湖の漁業と外来魚】
227号【沿岸漁場における生物多様性】
226号【ワカサギの資源管理と増殖の実態と課題】
225号【ハゼ亜目魚類の両側回遊】
224号【日本の鰭脚類の管理戦略】
223号【次世代海洋資源調査技術における資源探査と環境調査の技術開発】
222号【ラビリンチュラ類の生物学と産業応用】
221号【魚類行動生理学】
220号【黒潮の恵み-生物生産の仕組みと変動機構】
219号【Dugong dugon-ジュゴンのすむ海をめざして】
218号【瀬戸内海の栄養塩管理-持続的な海草養殖に向けて】
217号【有用水産生物の種苗をつくる-II】
216号【有用水産生物の種苗をつくる-I】
215号【海洋プラスチック汚染と生物影響】
214号【海洋生物の地理分布モデリング】
213号【身近な水辺の自然の価値を探る】
212号【水産環境における放射性物質の汚染と影響】
211号【日本のスナメリ研究最前線-II】
210号【日本のスナメリ研究最前線-I】
209号【津波の海に生きる未来創生II:その後の気仙沼舞根湾調査】
208号【貝類漁場からみた有明海の環境】
207号【海洋酸性化】
206号【魚のゆりかごとしての水田-湖国・滋賀からの発信】
205号【水環境への提言:漁業生産を維持するために】
204号【漁場環境計測技術が築く豊かの海】
203号【津波の海に生きる未来創生:気仙沼舞根湾調査】
202号【緑色藻類の性】
201号【黒潮圏沿岸海域の温暖化と適応策】
200号【海洋生物と放射能】


近刊案内

☆砂浜海岸の自然と保全(2017年9月下旬予定)
☆ニホンジカの全身骨格(2017年9月下旬予定)
☆クラゲ類の生態学的研究(2017年9月下旬予定)

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